不燃ボード(不燃化粧板)とは?他の不燃材の違いや施工事例を解説!
不燃ボード(不燃化粧板)は、火災時に燃えにくい性質を持つ建材として注目されています。他の不燃材との違いや施工事例について知りたい方に向けて、詳細に解説します。この記事を通じて、不燃ボードの特徴や用途、選び方について理解を深めましょう。
もくじ ・不燃ボード(不燃化粧板)とは ・内装制限における不燃ボード ・不燃ボードを壁面や天井材に使うメリット ・不燃ボードを壁面や天井材に使うデメリット ・不燃ボードの種類 ・不燃ボードを使った施工事例 ・不燃ボードのお見積り・サンプル請求 |
不燃ボード(不燃化粧板)とは
不燃ボード(不燃化粧板)とは壁や天井に用いる、防火性能を持った資材です。特定の条件を満たしている不燃ボードは国土交通省認定品として明記されています。不燃ボードは燃えにくい資材ですので、内装制限のある大型施設や住宅のキッチンなど火を使う場所に用いられる建材です。本記事では不燃ボードの特徴やメリット・デメリットについての解説や施工事例を紹介します。
内装制限における不燃ボード(不燃化粧板)
内装制限とは、建物内で火災等が発生した際に内装について定められている建築基準法における規定の一つです。店舗やテナントビルは内装制限の対象になることが多いため、デザイン性の高い不燃ボードは最適な商品です。内部の材料が木製ではないので火に強く、さらに高い防火性を確保できる。アルベロプロでは突板に本物の木材を用いるので安全性と同時に天然木ならではの素材感も大切にできる資材です。
不燃ボード(不燃化粧板)を壁面や天井材に使うメリット
アルベロプロの不燃ボードは、防火性能を持つボードに天然木の突板加工を施しているものです。突板に使用する豊富な樹種から選べる点も不燃ボードのメリットです。
アルベロプロの不燃ボードはすべて国土交通省の認定を受けているため安心してご利用いただけます。また、SIAA認証の抗菌・抗ウイルス加工も承れますので衛生的に保つことが可能です。
天然木
豊富な木目のバリエーションでラインナップし、天然木ならではのナチュラルな木柄を楽しめます。使用する突板の柔らかさによってはキズが付きやすいものもありますが、ウレタン塗装などを施すことで汚れやキズに強く、特にキッチンの壁に使用しても汚れが拭き取りやすくなっています。
デザインが豊富
不燃ボードは化粧板の種類も豊富なので、空間に合わせて最適なデザインを選べます。
更にアルベロプロでは、業界初となる本物の古材を突板にして不燃ボードに仕上げました。古材を使用した不燃ボードもすべて国土交通省認定品ですので、安心してヴィンテージ感溢れるおしゃれな空間づくりが可能です。以下のリンクから取扱い各種不燃古材をご覧いただけます。
不燃ボード(不燃化粧板)を壁面や天井材に使うデメリット
不燃ボードを壁面や天井材に使うメリットがある一方でデメリットもあります。特に把握しておきたいのは、経年変化やキズ、凹みなどの補修がしづらということです。
木材を切り出してそのまま加工するタイプの資材だと、傷やへこみが発生した場合にはやすり掛けをすることで補修できるケースが多いのですが、不燃ボードの場合は表面に突板化粧板を貼り付けているため、補修をかけるとその下の基板が現れてしまう可能性があります。
不燃ボード(不燃化粧板)の種類
アルベロプロでは、オールドオーク不燃ボード・厳選樹種不燃ボード・オールドパイン不燃ボードなど、さまざまな樹種とカラーで不燃ボードを豊富に取り揃えております。
オールドオーク不燃ボード |
節入りオーク(突き板タイプ)の不燃ボードです。厳選した単板を用いることで、ラスティックな風合いを楽しめます。 (関連記事:オークとは?木材の特徴や床に使用するメリット・デメリット・施工事例) |
厳選樹種不燃ボード |
チーク、ウォールナット、ブラックチェリーなどの銘木を用いた突板タイプの不燃ボードです。自然の色がもつ濃淡の美しさを引きだしています。 |
オールドパイン不燃ボード |
本物の古材を使用した不燃ボードです。数ある古材の中から厳選した材を突板にし、不燃ボードに仕上げました。 (関連記事:パイン材とは?床に使用するメリットやデメリット・施工事例を解説) |
不燃ボード(不燃化粧板)を使った施工事例
ここからは不燃ボードを使用したアルベロプロの施工事例を紹介します。
施工事例1|オールドオーク不燃ボードを使用
部屋全体が木材でデザインされている事例です。壁と天井に使用された不燃ボードが豊富なデザインから選ぶことが出来るので、部屋の景観をいかせています。
暖かい日差しが差し込む部屋に木材をベースとしたデザインを構築することで、リラックスしやすい空間を構築。ただし、難燃の性能を確保するのではなく、不燃ボードを使用することで室内のデザインに統一感を持たせています。
S’s House #045 | |
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製品名 | 壁・天井:オールドオーク不燃ボード 壁(一部):オールドボードダグラスファー |
樹種|カラー | 壁・天井:オーク|ヘリテージユーロNo.1 壁(一部):無塗装出荷後、現場にて白つぶし塗装 |
仕上げ | オイル&ワックス |
仕様 | 壁・天井サイズ:T6.3×W180×L2400(mm) 壁(一部)サイズ:T5~9×W80,120,160×L500~3000(mm) |
施工事例2|オールドオーク不燃ボードを使用
天井にオールドオーク不燃ボードを使用した事例です。節入りオークを単板に用いた突板タイプの不燃化粧板を使用しており、自然な風合いを楽しめるようなデザインとなっています。南国の住宅を思わせる雰囲気で、自然とリラックスできる空間が魅力です。さらに、一本一本丁寧に加工された古材が特徴的で、憩いの場として深い味わいを刻んでいます。古材特有の落ち着いた色味も室内により深みを出しており、他では味わえない気持ちにさせてくれるでしょう。
宍戸庵 #112 | |
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製品名 | 天井:オールドオーク不燃ボード |
樹種|カラー | オーク|特注色 |
仕上げ | UVウレタン |
仕様 | T6.3×W180×L2400~2440(mm) |
施工事例3|厳選樹種不燃ボードを使用
チーク不燃ボードを壁材に使用した施工事例です。木目や節が特徴的で、一つひとつ違うデザインをしている点が、よりアクセントを生んでおしゃれさを生み出します。濃淡の美しさも際立っており、他にはない唯一のデザインを壁材に生み出したい方に最適な事例です。もちろん、チーク不燃ボードを選択しても異なるデザインの壁になるため、雰囲気は似つつも新しいデザインとして楽しむことが可能です。
厳選樹種不燃ボード #091 | |
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製品名 | 壁:厳選樹種不燃ボード(チーク) |
樹種|カラー | チーク|クリア |
仕上げ | UVウレタン |
仕様 | T6.3×W180×L2400~2440(mm) |
施工事例4|オールドパイン不燃ボードを使用
オールドパイン不燃ボードを壁面に使用した施工事例です。古材である不燃ボードを使用しているため、釘穴や錆びの染み跡が残っているのが特徴で、温かみのある雰囲気を生み出しています。古材を使用しているにもかかわらず品の良さが際立っており、そこがさらにデザイン性を高めています。そのため上品なデザインの中にカジュアルさが含まれる、おしゃれを追求したデザインの事例といえるでしょう。
ACME Furniture #052 | |
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製品名 | 柱貼り:オールドパイン不燃ボード |
樹種|カラー | 古材パイン材|クリア・アンティークブラウン |
仕上げ | ウレタン |
仕様 | W6.3×W180×L2400~2440(mm) |
不燃ボード(不燃化粧板)のご購入は
アルベロプロへ
不燃ボードは、内装制限を満たした難燃の性能を備えており、キッチンや大勢の人が集まるような場所には最適といえます。アルベロプロでは厳選した豊富な樹種の不燃ボードをご用意しています。業界初となる本物の古材を突板に使用した不燃ボードも取り扱っているため、温かみのある空間やヴィンテージ感のある空間に最適です。性能とデザインの双方を満たした最適な資材を探している方は、ぜひ一度ご相談ください。