01

材料選び

使用する古材の種類を決定します。輸入した古材で、
家具用の選定基準を通過する割合は全体の約2割程度。
色や古材の風合いがよく、木目が詰んでいて
割れや反りが少ないものを、厳選しています。


02

釘抜き

良材のため、家屋・納屋・倉庫・工場などで
繰り返し使われてきた古材。
このため、輸入直後は、材に多くの釘が残されています。
これを1本残らず丁寧に抜き取ります。
釘跡や穴等も生かして、家具製作を行ないます。


金属探知器で釘をチェック

金属探知器で釘をチェック

03

人工乾燥

家具用に最適な材とするために、
乾燥機に入れ含水率を調整します。


上野原工場に設置されている木材乾燥機

時間をかけて含水率を調整

04

ブラッシング&サンディング

ブラシをかけ、残ったペンキや
長年積もった汚れを落としていきます。
その後、手作業のサンディングで表面を滑らかにします。


機械によるブラッシング

手作業のサンディングも施した木目

05

木地調整

木材の細部に手を入れます。角には自然な丸みをつけ、
ささくれや割れ部分はペーパーでより滑らかに。
傷や穴をチェックし、それらを味わいに変えるため、
数々の補修を施します。


角は自然な丸みに

06

木材カット

1枚の中でも最高の部分を残してカットし、
サイズを調整します。


機械で正確にカット

プレーナーで厚みを調整

テーブルソーでサイズを調整

07

ビスケット作業もしくは実合わせ

何枚かの木を結合し、1枚の天板にします。
テーブルの種類によって、2種類の接ぎ方があります。
ビスケット作業は、継ぎ目となる厚み部分に
数箇所の切りこみを入れ、
ビスケットと呼ばれる葉型の木片を差し込みます。
同じ箇所に切りこみを入れたもう1枚と、接ぎ合わせます。
ボンドも使うため、乾くまで器具で固定します。


ビスケット(上)と
ビスケット用の穴(下)

2つの穴をビスケットで接合
(専用ボンド併用)

器具で固定し、乾燥
(天板の製作)

器具で固定し、乾燥
(建具の製作)

08

天板塗装およびサンディング

下塗りを施した後、専用のやすりで丁寧にサンディング。
削られた塗料の粉をすべて取り除いてから、上塗りをします。
オイル・ワックス・ウレタンなど、木質を生かす仕上げから
汚れに強い仕上げまで、お好みでお選びいただけます。


手塗り

表面のザラツキをペーパーでサンディング

09

脚部接合

重心バランスを考えて位置を決定、レッグを接合します。


棚付きテーブル製作中

10

完成