パイン材とは?床に使用するメリットやデメリット・施工事例を解説

目次
パイン材とは
パイン材の特徴や魅力
パイン材のメリット
パイン材のデメリット
パイン材を使った施工事例
パインの床材ならアルベロプロへ

パイン材は、軽くやわらかで手入れがしやすく香りにも優れており、しかも比較的安価であるため、室内の壁材や床材、家具に利用されることも多い木材です。実際に住宅等の設計にパイン材の利用を検討している方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、パイン材の特徴やメリット・デメリット・施工事例をご紹介します。

パイン材とは

パイン材はマツ科の木材です。マツの木は世界中で広く分布している針葉樹であり、日本でも北海道から九州まで幅広く生育しています。実際に家具や床材に使用される樹種は、50種類以上あるものの中からわずか数種類しか使われません。以下では、住宅などに利用されるアルベロプロ取扱いのパイン材の商品をご紹介します。

商品名特徴

レッドパイン
パイン材の中でも保湿力が高く、優れた蓄熱作用があります。やわらかく美しい木目と節があり、特有の弾性は心地よい床材としても利用されます。

オールドパイン不燃ボード
本物の古材を突板にした木材です。古材表面のハードなヴィンテージ感とは異なる、品のよさが特徴です。

リクレイムドパインフローリング
古材面をあえて残したフローリングです。 よりハードな質感に見えるのが特徴です。

パイン材の特徴や魅力

パイン材は柔らかく加工しやすいため、家具・建材・日用品など様々な用途に使用できます。比較的安価に入手できるのも特徴で、住宅の建材としてよく利用されている素材です。
また、パイン材は「節」と呼ばれる枝の部分の模様が多いものと少ないものがあり、特に節が少ないものは希少価値の高い木材として高値で売買されることもあります。安価で利用できるものや高価で取引されるものなど、幅広い種類があります。

パイン材のメリット

【パイン材のメリット】

  • 素足で触れると、オークと比べてひんやりしない
  • 調湿作用がある
  • 手入れがしやすい
  • 価格が比較的安価

パイン材は調湿作用に優れ、材質の柔らかさからメンテナンスがしやすいといった特徴があります。室内を快適に維持し、住宅に使用する木材であるといったメリットがあるでしょう。

調湿作用がある

パイン材には調湿作用があり、室内の湿度をある程度一定に維持しようとするため、快適な室内環境を実現できます。地域性も活かしながら過ごしやすさを補助する木材と言えるでしょう。

手入れがしやすい

パイン材は比較的柔らかい木材なので、定期メンテナンスの際に傷やへこみの修理など手入れがしやすく、長期的に利用し続けられます。
硬い木材には傷付きにくいといったメリットもありますが、パイン材のように柔らかい木材は傷がついてもメンテナンスがしやすいというメリットがあります。

価格が比較的安価

パイン材の原料となる松の木は比較的多く生息するため流通量が多く、価格も比較的安価になりやすい傾向にあります。例外として節が少ない部位は希少価値があり価格が高くなりやすい傾向があります。

パイン材のデメリット

調湿作用や価格面でのメリットなどがあるパイン材にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

【パイン材のデメリット】

  • 傷やへこみができやすい
  • 経年変化で色が変わる

木材自体の柔らかさゆえに傷ができやすいといった点や、経年変化によって木材自体の色が変化してしまうといったデメリットがあります。

傷やへこみができやすい

パイン材は基本的に柔らかい木材なので加工がしやすい反面、傷やへこみができやすいともいえます。メンテナンスが難しい場合はかえって柔らかさがデメリットとなることがあります。その場合は他の樹種を検討しても良いかもしれません。

経年変化で色が変わる

パイン材には、経年変化によって色味が濃くなるという特徴があります。もとのパイン材の淡い色が好みの方はその変化をデメリットと感じるかもしれません。しかし飴色に変化していくパイン材にも変化前とは違った温かみのある魅力があります。

パイン材を使った施工事例

続いては、実際にパイン材を使用した施工事例をご紹介します。

レッドパイン施工事例

こちらはレッドパインを使用した施工事例です。柔らかな木目が部屋全体を優しく見せるだけでなく、パイン材の特徴である節の演出が心地よいです。
また、アルベロプロのレッドパインは樹種の特性を活かすオイルとワックスで仕上げられているため、調湿作用の特性もそのままに利用可能です。

基本情報
製品名レッドパイン
樹種レッドパイン(赤松)
仕上げオイル&ワックス
仕様

オールドパインフローリング施工事例

オールドパインフローリング施工事例

こちらはオールドパインフローリングを使用した施工事例です。オールドパインフローリングは、古材となったパイン材をフローリングとして再生したもので、パイン材特有の経年による変色が特徴です。趣を感じさせ、ヴィンテージ感を演出したい空間作りに最適です。

基本情報
製品名オールドパインフローリング
樹種/カラー古材ダグラスファー
仕上げオイル&ワックス
仕様

オールドパイン不燃ボード施工イメージ

オールドパイン不燃ボード 施工イメージ

こちらはオールドパイン不燃ボードを使用した施工事例です。壁材として使用しており、床の暗めの木材との組み合わせがおしゃれなデザインを創出しています。
オールドパイン不燃ボードは、その色合いと釘穴や錆びの染みのヴィンテージ感の風合いが特徴。古材を活かしたおしゃれなイメージとなります。

基本情報
製品名オールドパイン不燃ボード
樹種/カラーパイン古材/アンティークNo.1
仕上げUVウレタン
仕様サイズ:T6.3×W180×L2400~2440(mm)

リクレイムドパインフローリング施工イメージ

リクレイムドパインフローリング施工イメージ

こちらは古材リクレイムドパインフローリングを使用した施工事例です。オールドパインの古材面を残した、よりハードさを求めている空間に活かしやすい個性的な木材といえます。

基本情報
製品名古材 リクレイムドパインフローリング
樹種/カラー パイン
仕上げ 無塗装/単層無垢・元実加工(長手のみ)
仕様 サイズ:T15×W60~130×L400~1800(mm)

パインの床材ならアルベロプロへ

パイン材はマツ科の木材です。柔らかさによる加工性の良さや調湿作用、比較的安価で入手できるといった特徴があり、住宅の床材や壁材だけでなく家具などにも使用される比較的汎用性の高い木材としても知られています。本記事でも紹介いたしましたようにパイン材には様々な種類があるため、ご検討の際はぜひアルベロプロへご相談ください。

アルベロプロは設立30年になる“木”に対するノウハウや経験が豊富なプロフェッショナルです。木に関する悩みへ最善の提案をし、満足度の高い住宅づくりに貢献することができます。パイン材はもちろんのこと、その他の木材に関する悩みも豊富な知識と経験で対応可能ですので、ご相談をお待ちしております。