おすすめの内装壁材を素材別に紹介!種類や特徴、施工事例についても解説

室内に使用する壁材は、機能性も重要ですが、デザインも同じくらい重要といえます。毎日過ごす空間で、「デザインがしっくりこない…」「なんだか雰囲気が暗かったかなぁ」と思いながら日々を過ごすのはもったいないです。

そこで当記事では、日々の空間を満足のいくデザインにするために、内装壁材の有益な情報をご紹介します。どのような壁材があるのかを知っておけば選択肢は広がりますし、さまざまなデザインから選択をすれば、満足感も高まることでしょう。

内装壁材の種類

内装壁材とは、室内で使用する壁材のことで、さまざまな機能があります。例えば、調湿機能や消臭機能などを持つ壁材も多く、機能を活かすことで快適な室内環境を構築します。他にもデザイン性が優れているものもああり、バリエーションは豊富です。

以下では、6種類の内装壁材をご紹介します。機能面やデザイン面を意識しつつ、6種類の中から理想的なものを探してみてください。

内装壁材費用の目安特徴
タイル5,000~15,000円/㎡水に強いのが特徴。トイレやキッチンなどの水回りに使用されることが多く、高級感を演出しやすい魅力があります。
石材10,000~15,000円/㎡その名の通り、石を使った壁材で、自然の風味や重厚感を持ち合わせているのが特徴。全面に使用するのではなく、一部に使うことでアクセントになったりもします。
塗り壁6,000~7,500円/㎡多くの住宅で使用されることの多い壁材。落ち着きがあるだけでなく、他のインテリアにも合わせやすいのが特徴。漆喰・珪藻土・土壁などの種類があり、自然にも配慮している壁材です。
壁紙・
クロス
1,000~1,500円/㎡デザインを施したシートを壁に貼り付ける壁材。手軽に施工ができて、デザインが豊富なのが特徴。複雑なデザインや、他の壁材では表現できないデザインにしたい場合におすすめです。
パネル材10,000~20,000円/㎡機能やデザインのバリエーションが豊富で、施工しやすいのが特徴。ペットの部屋や、トイレ、キッチンなどで消臭効果のあるパネル材を利用したりする人もいます。
木材・古材4,000~20,000円/㎡自然の味わいやリラックス効果を生み出すのが特徴。古材も昔の建築物で使用した木材を使うので、新品の木材よりも味があって良いアクセントを生み出します。

壁材ごとに特徴が異なるだけでなく、再現できるデザインもまったく異なります。「どういったイメージの室内にしたいのか?」を明確に決めたうえで壁材を決めないと、迷い続けてしまう可能性が高まるでしょう。

また、壁材自体が持つイメージも意識するようにしてください。タイルなどは水回りのイメージが強いので、利用の仕方次第では高級感を出すのが難しくなってしまうこともあります。

タイル

メリットデメリット
・手入れがしやすい
・耐久性、耐水性に優れている
・素材のバリエーションが豊富
・足元が冷えやすい
・割れる可能性がある

タイルは、粘土や鉱物などを焼き固めて作ったもので、耐久性や耐水性に優れています。外壁にも利用されることがあるほどの耐久性を備えており、耐水性も備わっていることから、お風呂場やキッチンなどの水回りでもよく使われる壁材です。

艶のあるデザインが特徴的で、ポイントで使えばアクセントにもなりますし、全体に使えば高級感を演出することもできるでしょう。

石材

メリットデメリット
・デザイン性に優れている
・耐久性が高く、メンテナンスの手間が少ない
・耐火性、耐熱性に優れている
・厳かな雰囲気、高級な雰囲気などを生み出しやすい
・家に負担がかかりやすい
・工事のコストが他と比べると少し高い

石材は、石を加工して作り上げた壁材で、高級感・おしゃれ感を作りやすいデザイン性なのが特徴です。素地によっても特徴が異なり、磁器質やせっ器質、陶器質などから作られます。

デザイン性を重視して使用されることが多く、機能面は塗り壁や木材などと比べると劣ってしまう点も多いです。

塗り壁

メリットデメリット
・耐久性が高い
・温度や湿度調整に優れている
・メンテナンスしやすい
・職人の技術が必要
・施工が完了するまでの期間が他に比べて長い
・ひび割れを起こす可能性がある

塗り壁とは、下地の上に土などの素材を何層も塗って仕上げた壁のことです。漆喰や珪藻土・モルタル・プラスター・土壁などの種類があり、自然素材ならでは効果を多く持ち合わせているのが特徴です。

自然素材を使用していることもあって、落ち着いた空間を生み出しやすいです。リビングなどで利用されることが多く、他のインテリアなどとも合わせやすいでしょう。

壁紙・クロス

メリットデメリット
・扱いやすい
・メンテナンスしやすい
・自然素材系なら調湿作用がある
・ビニールの場合は湿度がこもりやすい
・静電気によってホコリが壁紙に付着しやすい
・臭いが付着しやすい

壁紙・クロスは、近年多くの住宅で利用されている壁材といえます。ビニールや紙、布などから作られ、それぞれの素材に合わせて性質が異なります。例えば、ビニールの場合は吸水性が無いため、夏場などは湿気がこもって蒸し暑くなりやすいです。

ただ、デザイン性はどの素材でも優れており、バリエーションもとても豊富にあります。理想のデザインがあれば、再現できる可能性が最も高いのが壁紙・クロスであるといえるでしょう。ただし、石材などのように立体感を作り出すのには向いていないので、メリットとデメリットを把握することが重要です。

パネル材

メリットデメリット
・デザイン性が高い
・機能の種類が豊富
・施工しやすい(加工性能が良い)
・石材や木材のような本物の質感に似せることは難しい
・調湿機能などでは木材よりも劣る

パネル材とは、板状に成形した部材のことを指し、その種類は非常に多いです。機能面やデザイン面の種類も多ければ、厚みなどの種類も豊富で、加工性などにも富んでいます。

例えば、素材次第では他の壁材では出せないような質感を再現することもでき、防音性や耐水性などの機能を持たせて機能性を重視することも可能です。他にも厚みを無くしてハサミやカッターで加工しやすくすることで、DIYしやすいようにしているパネル材もあります。

木材・古材

メリットデメリット
・落ち着き、リラックス効果を生みだす
・ワンポイントでも、全体にでも活用できるデザイン性
・調湿性に優れている
・高湿によるカビなどに注意が必要
・自身でデザインを考えるのは難しい

木材・古材とは、天然木から切り出した部材のことで、無垢材として加工しているものや、天然木化粧合板として加工したものがあります。木材は他の壁材と比べて落ち着いた空間を生み出しやすい特徴があり、ヒノキなどのような香りが特徴的なものを使えば、さらにその効果は高まるでしょう。

古材も落ち着いた空間を生み出しやすく、昔の建築物から入手した木材というヴィンテージ感も合わさって良い味を出します。木材は一つ一つが違う模様をしているため、無機質な空間になりにくいです。そのため、おしゃれで落ち着いた空間を希望する方は、「木材・古材」の仕様が適しているといえるでしょう。

アルベロプロが提供する内装壁材

ここまで、内装壁材の種類をいくつかご紹介してきましたが、当サイトでは「木材にこだわりを持つ」アルベロプロが取り扱う内装壁材をご紹介します。木材を使用したおしゃれな空間、落ち着きのある空間、高級感漂う空間にしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【アルベロプロが提供する内装壁材】

  • オールドオーク不燃ボード

└節入りオーク(突き板タイプ)の不燃ボード。デザイン・木目の種類が豊富で、お客様がイメージする室内のイメージに柔軟に対応できる壁材です。

  • 厳選樹種不燃ボード

└個性豊かな厳選した樹種を、単板に採用した不燃化粧板。高級樹種と名高い、チーク、ウォールナット、ブラックチェリーを用いた突板タイプの不燃材で、木目が織りなす美しさが部屋の高級感を際立たせます。

  • オールドパイン不燃ボード

└本物の古材を突板にした不燃ボード。古材を突板にした不燃ボードは業界初で、使用されていたオールドボードを厳選し、突板にして不燃ボードに仕上げています。古材表面のハードなヴィンテージ感とは異なる、品のよさが特徴となっており、新材にはない色合いなどが人気を集めています。

  • 不燃古材

└アルベロプロでは上記4種の壁材以外にも、国土交通大臣認定の不燃加工古材(不燃木材)を取り扱っています。国土交通大臣認定なので、法的な規制により、百貨店や商業施設、公共・文教施設など、天然木の使用に制限がある場所でも、古材そのままのリアルな風合いを安全に幅広く使用することができます。グレイウッドやバーンボードなどの種類を5種扱っており、比較的インテリアにも合わせやすいデザインが揃っています。

おすすめの不燃ボードや不燃加工壁材の施工事例

グレイウッド不燃加工品施工事例

以下では、アルベロプロが施工した事例をご紹介していきます。施工事例を確認することで、実際に壁材を検討する際のイメージがより明確になるため、理想的な室内を実現するためにも確認しておくことをおすすめします。

オールドオーク不燃ボードの施工事例

オールドオーク不燃ボード施工イメージ

製品名オールドオーク不燃ボード
樹種/カラーオーク/ヴューオーク(Hard Vintage Spec)
仕上げUVウレタン
仕様サイズ:T6.3×W180,120,57×L2400~2440(mm)

上記画像はイメージの施工事例ではありますが、オールドオーク不燃ボードを壁材に使用したものとなっています。不燃ボードであるため、防火性に優れており、それだけでなくデザインもおしゃれに仕上げられている魅力的な事例です。

防火性に優れていることから、飲食店などでも効果的に導入できる壁材としておすすめで、オールドオークのデザインなら食事中の雰囲気を上質なものへと作り上げることができるでしょう。機能性とデザイン性の両方を兼ね備えたおすすめの壁材です。

厳選樹種不燃ボードの施工事例

厳選樹種不燃ボード施工イメージ

製品名厳選樹種不燃ボード(チーク)
樹種/カラーチーク/クリア
仕上げUVウレタン
仕様サイズ:T6.3×W180×L2400~2440(mm)

上記画像はイメージの施工事例となります。高級樹種の一つである「チーク」を使用した施工事例で、美しい木目がインテリアや部屋全体へ良質な影響を与えています。落ち着いた雰囲気の中に高級感を漂わせるこの壁材は、リビングだけでなく寝室などさまざまな部屋に馴染むことでしょう。 先に取り上げたオールドオーク不燃ボードと同様に、防火性に優れているため、もちろん店舗などでも効果的に使用できます。チーク以外にもウォールナットやブラックチェリーも取り扱っていますので、住宅・店舗の雰囲気に合わせて最適な壁材を選べます。

オールドパイン不燃ボードの施工事例

オールドパイン不燃ボード施工事例

製品名オールドパイン不燃ボード(柱貼り、壁面、腰壁)
樹種/カラー古材パイン材/クリア
古材パイン材/アンティークブラウン
仕上げウレタン
仕様W6.3×W180×L2400~2440(mm)

上記画像はオールドパインボードを使用した施工事例です。壁面や柱に使用されており、他の壁材と比べて品の良さが際立つのが特徴となっています。高級感を生み出すというよりは、上品で明るみのあるデザインとなっているので、少しカジュアルな雰囲気にしたい場合におすすめの壁材です。

古材を不燃ボードとして取り扱っているので、釘穴や錆びの染みなどが良い風合いをだして、室内の雰囲気を一味も二味も良くしてくれます。

各種不燃古材の施工事例

各種不燃古材施工事例

製品名柱:ハンドヒューンビーム不燃加工品
下がり天井:バーンボード不燃加工品
壁面:グレイウッド不燃加工品(ビーチスタイルNo.1)
樹種/カラー柱:パイン・ヘムロック古材/特注色
下がり天井:シダー・ホワイトパイン古材/特注色
壁面:パイン古材/ビーチスタイルNo.1
仕上げ柱:艶消しウレタン
下がり天井:艶消しウレタン
壁面:無塗装
仕様柱サイズ:T40×W130〜200×L900~(mm)

上記画像は不燃古材を使用した施工事例です。国土交通大臣認定の不燃加工古材を使用しており、高い防火性能を持ちながらも、古材そのままのリアルな風合いを維持している魅力的な事例となっています。

飲食店などでも安全に使用できる壁材なので、住宅のキッチンなどでも使用可能です。古材の良さをそのままに使用できるので、キッチンと合わせてリビングでも使用すれば趣のあるLDKを構築することもできるでしょう。

内装壁材のリフォームならアルベロプロへ

内装壁材には、タイルや木材などさまざまな種類があります。自身が求める部屋の雰囲気などに合わせて、最適なものを選びましょう。内装壁材は機能性に富んだものもあればデザイン性に富んでいるものもあって、比較的自由に選択しやすいです。壁材の種類毎に特徴が異なり、石材にしか表現できない質感もあれば、木材だからこそ生かせる性能もあります。

そのため、部屋の壁材を決める際はそれぞれの特徴を把握して最適なものを選ぶことが重要です。当記事では、アルベロプロが取り扱う木材の施工事例を取り上げていますので、木材の検討をしている人はぜひ参考にしてみてください。

アルベロプロは、「木」にこだわりをもっており、「木」のプロフェッショナルとして多くの方に良質な木材を提供しています。壁材で満足のいく木材を探している方は、ぜひアルベロプロへご相談くだされば、最適なご提案をさせていただきます。

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